皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回、お客様からお譲りいただいたお品物はこちらです!
辻村史朗 作『志野ぐい呑』でございます。
辻村さんは生活の姿勢や生きていくこと自体を芸術へと昇華させている類まれなる芸術家です。師匠を持たずに独学で陶芸や絵画を学び、日々制作活動をされています。驚くべきところは窯や家までも廃材などを利用して自ら建築したことであり、その技術の高さは世界中の建築家などからも評価されております。
「小屋を造ることも、絵を描くことも、焼物をすることも、 売りにゆくことも、自分にとっては同じ一つのことなのです」
そう語る辻村さんは生きること自体を芸術として捉えているのでしょう。数々の作品が評価され、メトロポリタン美術館やボストン美術館をはじめとした数多くの美術館や博物館で作品が所蔵されています。
今作はぐい吞みというお酒を嗜むための小さな作品になります。
作品自体に損傷はなく、共箱なども綺麗な状態でした。
辻村さんの志野焼は赤みがかった作品が人気のようで、赤みが多いと50,000円前後の評価額となります。
今作は白みが目立つ作品であったため、上記の価格となりました。
緑和堂では、辻村史朗さんをはじめ陶芸作品のご依頼を多くいただいております。
気になるお品物などがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
皆様のご連絡を心よりお待ち申し上げます。