皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からお譲りいただいたお品物はこちらです!
十三代今右衛門 作『色絵緑地草花文花瓶』でございます。
今泉今右衛門は、江戸時代から代々鍋島焼の伝統を受け継いでいる窯元になります。十三代は、若い頃から創作的な色鍋島の制作に取り組み、昭和50年頃十三代今泉今右衛門を襲名致しました。
その後、改めて「色鍋島今右衛門技術保存会」をつくり、重要無形文化財の総合指定を受けた人物になります。
また、本人作と工房作があり相場も大きく変わってきます。工房作はお弟子さんや職人さんが作られたものを指し、本人作は文字通り今右衛門ご本人が作った作品になります。そのため、希少性や技術の高さなどから見ても本人作の方が人気が高くなります。
特徴は、裏面の銘に色があるかないかで区別が出来るかと思います。
今作の花瓶は本人作のものとなります。人気の高い本人作ですが、「薄墨」や「吹墨」といった代表的な技術で仕上げられた作品ではないため少し人気が劣ります。そして、共箱があることや、箱と本体のキズや汚れなどを考慮し、上記の評価額となりました。
ご自宅・ご実家で眠ったままのお品物や、飾られている作品、コレクションとして所持している方は一度お気軽にご相談頂ければと思います。
箱の有無でも価格は変わってきますので、ご参考にしてください。
お客様からのお問合せ心よりお待ちしております。