皆さんこんにちは、緑和堂です。
今回ご紹介するのは、きたのじゅんこ 作 『ケルトの女神伝説』です。
きたのじゅんこは日本の、主にイラストレーターとして活躍する人物です。
まず画家とイラストレーターって何が違うの?と疑問をお持ちの方もおられると思います。
画家は皆さんがイメージする通り、絵を描いて原画(シルクスクリーンやリトグラフなどの複製画を含む)を売って生計を立てている人で、ギャラリーや個人間でのやりとりが主になっています。
それに対してイラストレーターは本の表紙やポスター、CDのジャケットなどに載せる為に出版社やデザイン事務所などから依頼を受けて絵を入稿するので、原画は作家が個展などを開かない限り出回る事はありません。
また、イラストレーターの中にも画家として活動する作家も多く、今回の作品は画家としてのものとなります。
きたのじゅんこの作品は水彩色鉛筆を用いて細く繊細な線を重ねることで幻想的な雰囲気のある作風が特徴で、「ケルトの女神伝説」ではケルト神話に出てくる女神をテーマに描かれており、力強くも優しい眼差しをこちらに向けています。
今回のお品物は作品の状態も良く人気の高い作家のものですが、版画による複製として575枚もの数が刷られていることもあり、上記の評価となりました。
緑和堂では現在絵画の取扱強化中ですので、コレクションや遺品などの整理の際は是非お気軽に緑和堂までお声掛け下さい。