皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からお譲りいただきましたお品物はこちらです!
先崎栄伸 作『純金製 大日如来像』でございます。
先崎栄伸は、昭和に活躍された仏像彫刻家です。わずか18歳にして帝展入選という快挙を成し遂げ、当時多くの人を驚かせました。その後も文展や日展、正統木彫家協会展などで数々の賞を受賞し、多くの寺院などにその作品が納められました。
第二次大戦後は仏教美術彫刻に作品を絞り、仏教美術協会の設立にも携わり尽力されました。そして1976年、その功績が認められ文部大臣賞を受賞するに至り、仏教美術彫刻界の大きな発展の立役者となりました。
先崎栄伸の作品は、細部まで緻密に彫り込まれた造形と今にも動きそうな躍動感溢れる肉体の表現が素晴らしく、仏教美術を携わる方なら誰もがお手本とする存在です。
主にブロンズの作品が多いのですが、今作は大変珍しい純金製の作品になります。純金製の作品の場合、金相場と作家のブランド力が合わさり通常の金相場より高く評価されることがあります。先崎栄伸も例外ではなく作家ブランドが合わさった評価となりました。
金相場は2023年の今年10,000円を超えるなど大きな高ぶりを見せております。
先崎栄伸や石黒光南などの作家は金相場よりも高くなることがありますので、作家付の貴金属作品をお持ちでしたらぜひお気軽にお問い合わせください。