皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からお譲りいただきましたお品物はこちらです!
森陶岳 作『徳利』でございます。
森陶岳は岡山県出身の備前焼の陶芸家であり、岡山県指定の重要無形文化財保持者でもあります。
岡山県の伊部地区で古くから備前焼を制作している窯元の総称「備前六姓」の家系に生まれ、古備前の魅力を追求しその再現を目指して作陶を続けてきました。
小さな窯では古備前の魅力の再現はできないと大窯での制作を続け、兵庫県の山中に全長46mの大窯を築きました。8回もの焼成を繰り返した結果、巨大窯でなければできなかった多彩な色と窯変を生み出しました。
1969年から1971年まで同じ陶芸家である江崎一生と加守田章二との3人で毎年開催していた「三人展」では、出品されていた作品が東京国立近代美術館と京都近代美術館に買い上げとなりました。作家としてだけでなく作品としても高く評価されていた事がうかがえます。
今回のお品物は、共箱もあり徳利そのものの状態も良いため、上記の評価とさせていただきました。
緑和堂では徳利や湯呑に加え、絵画や彫刻などの美術品を幅広く取り扱っております。気になる作品などお持ちでしたらいつでもご相談ください。
お客様のご連絡を心よりお待ちしております。