三浦竹泉 『色絵桃 香炉』

三浦竹泉（みうら ちくせん）は、京焼（清水焼）の名門窯元であり、明治から続く伝統を持つ五代にわたる陶芸家です。

その作風は、伝統的な技法を継承しつつも、常に新しい感覚を取り入れた美術品を目指して作陶されています。

今作もその作風が色濃く感じられる作品となっています。桃を模した香炉本体や立体的な葉っぱであったり、蝶を象った蓋に至るまで作品全体からモダンさと品性を感じることができます。
まさしく、見る楽しさを体験できる作品と言えるでしょう。

少し風変りな作品であるため、コレクターによって評価が分かれるお品物ではありますが、その希少さや状態の良さを考慮してこちらの評価となりました。