棟方 志功 『身上大守護施無畏尊柵(清浄韻挙心微笑の柵)』

棟方 志功 『身上大守護施無畏尊柵(清浄韻挙心微笑の柵)』
棟方 志功 『身上大守護施無畏尊柵(清浄韻挙心微笑の柵)』
作家名 棟方 志功
作品名 身上大守護施無畏尊柵(清浄韻挙心微笑の柵)
買取方法 出張買取
ご依頼地域 奈良県 天理市

買取参考価格 700,000円

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この査定金額になった理由

今回ご紹介する作品は、棟方志功の『身上大守護施無畏尊柵(清浄韻挙心微笑の柵)』でございます。

棟方志功は、青森県出身の板画家で、青年期にゴッホの『ひまわり』に強いショックを受けて絵画を志し、上京後に川上澄生の木版画に触れたことで版画家の道を選びました。板の声を聞き、全身全霊で彫る自身の版画を「板画」と称し、極度の近視であったため眼鏡が版木につくほど顔を近づけて削る独特のスタイルで制作を行いました。のちに国内外の美術展で数々の賞を受賞し、「世界のムナカタ」として国際的な評価を確立しました。

本作は、昭和18年(1943年)に制作されたもので、棟方志功が仏教的な題材を盛んに手掛けていた時期の一作です。力強い線と赤色を交えた彩色によって、人物の存在感と精神性が際立つ表現となっています。

観音菩薩を思わせる人物を描いた作品で、穏やかな表情と胸元で手を合わせるような姿勢が印象的です。衣のひだを太く力強い線で表現しながら、全体には柔らかな曲線を多用することで、静かな慈愛を感じさせる姿に仕上げられています。「挙心微笑」は全身で喜びを表し微笑む様子を指し、棟方志功の仏教的な精神性を表現した特徴的な解釈として知られています。また「施無畏」は、人々の恐れや不安を取り除き、安心を与えることを意味します。

こちらの作品は、保存状態が良好であることや鑑定書が付属していることなどから、上記評価となりました。

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