児玉 幸雄『サン・メダールの広場』

児玉 幸雄『サン・メダールの広場』
児玉 幸雄『サン・メダールの広場』
作家名 児玉 幸雄
作品名 サン・メダールの広場
買取方法 店頭買取
ご依頼地域 京都府 長岡京市

買取参考価格 350,000円

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。

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この査定金額になった理由

今回ご紹介する作品は、児玉幸雄の『サン・メダールの広場』でございます。

児玉幸雄は、ヨーロッパ各地の広場や市場など、活気あふれる庶民の生活や街並みを描いた風景画で広く親しまれた日本の洋画家です。関西学院大学在学中に美術部「弦月会」で田村孝之介に師事し、1937年に『赤い背景の人形』で二科展に初入選しました。1947年には宮本三郎らによる「二紀会」の創立に参加して同人となり、同人賞や同人優賞を受賞して同会委員に推挙されました。初期は人形や着衣の婦人像などを中心に描いていましたが、渡欧後は朝市(マルシェ)や広場、運河、石畳の街路など、人々の生活感が溢れる情景を主なモチーフとしました。

本作は、フランス・パリ5区のムフタール通りの坂下に位置する、サン・メダール教会前の広場や市場に集う人々の生活を描いています。画面奥にはサン・メダール教会がそびえ、その手前には青・赤・黄色などの色鮮やかなテントが所狭しと並んでいます。落ち着いたグレーや褐色系の建物群と、市場の原色に近いパラソルや人々の衣服との鮮やかな色彩対比が、活気ある街の様子を効果的に伝えています。油彩特有の重厚なマティエール(絵肌)と骨太なタッチによって、パリの下町特有の活気と空気感が緻密に表現されています。

こちらの作品は、児玉の代表的モチーフであるパリの広場を描いた油彩画であることに加えて、保存状態が良好であること、ならびに本人直筆サインが確認できることから、上記の評価額となりました。

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