加藤 卓男 作 『志野 茶碗』

皆様、こんにちは。 緑和堂 名古屋支店でございます。
今回、ご紹介させて頂くお品物は加藤卓男 作 『志野 茶碗』になります。

こちらのお品物は名古屋市にお住いのお客様からのご依頼にてお取り扱いさせていただきました。

加藤卓男は『三彩』という技法で人間国宝に認定されていますが、生まれは幸兵衛窯の五代目加藤幸兵衛の長男として生まれました。
加藤卓男の父である加藤幸兵衛は「美濃焼の父」と言われるほど大変有名な陶芸家です。美濃桃山陶の技法のなかには志野、織部、黄瀬戸があり、今回のお品物は、志野の茶碗という事で、幼少期から「美濃焼の父」に陶芸を教わり、作陶された加藤卓男の志野茶碗は大変迫力と優しさを兼ね備えた作品となっております。

今回のお品物は、人間国宝に認定された三彩やラスター彩ではありませんが、加藤卓男の父から受け継いだ美濃桃山陶の代表作ともいえる志野の茶碗で、保存状態も非常によく、箱書きもあった為、今回の評価となりました。
お品物自体の状態によっては相場が変動致しますのでご了承下さいませ。