皆様、こんにちは。緑和堂 京都本店でございます。
段々と暖かい日も増えて参りました。
昼間は冬服ではむしろ暑く感じる時もあるように思いますが、夜はまだまだ冷え込みます。寒暖の差で体調をくずされないように皆様もお気をつけください。
さて、今回ご紹介させて頂くお品物は、十代 大樋長左衛門 作『飴釉 茶盌』です。
先日、九代 大樋長左衛門の作品をご依頼させていただきましたが、十代はその長男として生を受けました。現東京藝術大学を卒業後、数々の賞を受賞。その実力をいかんなく発揮し、350年続く大樋焼をさらに発展させました。ろくろを使わずに手びねりとへらだけで作り上げる大樋焼。まさに作家の実力を存分に味わえる焼物です。
今回ご紹介するお品物、十代 大樋長左衛門の『飴釉 茶盌』。
熟練の手びねりとへら使いが作り出したその造形は、手に持つとよく馴染み、使い手への心遣いを感じ取れます。赤茶から黒へとグラデーションで変化していく様は温かみを感じさせながらも引き締められて、その名が示す飴色の釉薬の艶やかさと相まって凛とした佇まいです。
作家本人の落款がある共箱に、茶道 裏千家十五代家元 鵬雲斎の書付があり、二重箱となっていたため、今回の金額となりました。
お品物自体の状態によっては価格が変動致しますのでご了承くださいませ。
緑和堂では、各代の大樋長左衛門の作品の取り扱いを強化中でございます。
もちろん、それ以外のお品物も取り扱い可能ですので、ご自身のコレクション整理やお片付けで出てきたお品物等ございましたら、是非お気軽にお問合せ下さいませ。
お客様からのお問合せ心よりお待ちしております。