田中 阿喜良 作『人物画』

田中 阿喜良 作『人物画』
田中 阿喜良 作『人物画』
作家名田中 阿喜良
作品名人物画
買取方法出張買取
ご依頼地域大阪府大阪市住吉区

買取参考価格 20,000

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この査定金額になった理由

皆様、こんにちは。 緑和堂 京都本店でございます。
今回、ご紹介させて頂くお品物は田中 阿喜良 作『人物画』になります。

こちらは大阪市住吉区にお住いのお客様より出張買取のご依頼をしていただき、お譲り頂きましたお品物になります。

田中阿喜良は1918年に大阪府で生まれた洋画家です。
彼が生まれた時代は第一次世界大戦の終わり。
この後に世界恐慌が発生し、第二次世界大戦へと向かっていく、軍国主義、全体主義という思想が強まっていく時代でした。
1943年京都高等工芸学校図案科を卒業しますが、時代はまさに第二次世界大戦の真っただ中です。画家を志しながらも応召し、無事に帰国した後、1947年の第2回行動美術展に「庭」を初出品し、彼の画家としてのキャリアがスタートします。
29歳のことでした。
その後、国内の様々な展覧会に出展し、数々の賞を受賞し、戦中派世代の旗手として注目を集め、渡仏し、その活躍の場を世界へと広げます。
1961年にサロン・ドートンヌ会員となるなど、海外でもその実力を認められるようになりました。
田中阿喜良の独特な画風は、この少しあとに定着したようで、以降は田中阿喜良と言えば、「土のついたジャガイモのようだ」と表現された画風になります。

今回のお品物は田中阿喜良の作品の中でも、キャンバスの裏地に書かれた1980という数字から最晩年の作品だと分かります。
彼の作風は荒目のカンバスとビニール系の水性塗料を用いたマチエルを持つ白い下地に、パリの庶民を描くというような独特なもので、今回のモデルもパリの農婦であることが想像に難くありません。
独特な作風に左下のサイン、及びキャンバスの裏地に書かれたサインから田中阿喜良の本人作であることが分かります。
全体的に細かなヒビが入っていたため、今回の評価額となりました。
油彩画はヒビや傷、剥がれなど状態によって評価額が変動致しますのでご了承下さいませ。

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