皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からご依頼いただきましたお品物はこちらです!
高橋敬典 作『真型釜 浜松地紋』でございます。
高橋敬典さんは大正9年に山形市にて鋳物業を営む家系に生まれました。
小さい頃から鋳物と触れ合ってきた高橋さんは、家業の鋳物業を継ぎ、「茶の湯釜」において人間国宝である長野垤志氏に師事しました。
その後、茶の湯釜で日展など様々な展覧会に何度も入選し、平成8年、師匠と同じ「茶の湯釜」で重要無形文化財保持者、つまり人間国宝として認定されました。
高橋さんの作る作品は、本来の鉄の硬さを感じさせないような柔らかくすっきりとした質感の作品が特徴的です。
茶道人口の多かった数十年前は釜などが高額なお品物として取引されておりましたが、最近は煎茶などで使用できる鉄瓶が人気となっております。
今作はお茶道具の釜になります。専用の箱(共箱)があり、状態も良いのですが、現在は茶道人口が減少している関係から上記の金額となりました。
鋳物で相場が高くなっているものとして鉄瓶があります。煎茶文化のある中国での人気が高まっている理由もあり、鉄瓶の相場が上がっておりますのでご参考にしていただければと思います。
緑和堂では茶釜や鉄瓶などの鋳物作品や茶道具などの取り扱いを強化しております。
ご不要になられたもので取り扱い対象かどうかご不明のものは、どうぞお気軽にお問い合わせください。
お客様のご連絡を心よりお待ちしております。