こんにちは!緑和堂大阪支店です。
先日出張にて平野千里「福童子」をお譲りいただきました。
平野千里といえば平野富山の息子となります。
平野千里は、20歳という若さでイタリアへ留学し、帰国後は父・平野富山に極彩色の教えを受け、日本の伝統技法である極彩色技法を現代に伝える唯一の人物になります。
今作も綺麗な彩色がでた美しい作品ですよね。
また平野千里の木彫は艶感も素晴らしく木でありながらその滑らかな肌触りは見るだけではなく、手にすることでも楽しめる作品が多いです。
今作は状態も素晴らしく、共箱も揃っておりましたのでこちらの評価となりました。あくまでも木彫りのお品物なので湿気などによる変色、状態の変化には気を付けなければいけません。
状態を保つ簡単なアドバイスといたしまして月に一度風に通すのをおすすめします。木箱に入れっぱなしではなく月に一度でも鑑賞がてら外に出してみてください。掛軸などもこれをするだけである程度のシミ対策となりますのでお試し下さい。