皆様、こんにちは!緑和堂京都本店です。
本日ご紹介致しますのは北大路魯山人作「湯呑」でございます。
個性派揃いの美術業界の中でも魯山人は異彩を放つ存在です。通常作家を紹介する際は、画家であるとか陶芸家であるという風にジャンルで言う事が多いです。
しかし、魯山人は画家、陶芸、書、篆刻など様々な顔を持つ人物です。最もしっくりくる言い方は、芸術家であるという表現かもしれません。
また魯山人は美食家としても大変有名であり、美食倶楽部という会員制食堂を設立しました。美食倶楽部では魯山人自ら料理の腕を振るい、使用する食器は自身で制作したものでした。料理屋さんに行くと魯山人風などのメニューがありますが、おそらく芸術家で料理名に名前が記載されているのは魯山人ぐらいではないでしょうか。
今回お譲り頂いた作品は湯呑の作品です。食器は料理の着物であるという言葉を残している魯山人のこだわりを感じ取れる作品です。貴重な作品をお譲り頂きありがとうございました。
緑和堂では美術品を専門に扱う鑑定士が在席しておりその判別も可能でございます。一見すると価値が無いと思われるお品物でも非常に価値の高い作品もございます。ご自宅で不要になった作品がございましたら是非「緑和堂」までお問い合わせ下さい。