皆様、こんにちは。緑和堂名古屋支店です。
今回、ご紹介させて頂くお品物は金重 晃介 作『備前 徳利』になります。
金重 晃介は備前の陶工として初めて人間国宝となった金重 陶陽の三男に当たります。1943年岡山県備前市伊部に生まれ、1992年パリにて本の陶芸「今」100選展招待出品、2012年には県指定重要無形文化財保持者に認定と輝かしい功績のお持ちの方です。作風は伝統が尊重されてはいるものの、土の特性を生かす金重晃介独自の作品を発表しています。得意な作品は抽象花器が知られています。
備前焼は、日本古六窯の一つでもっとも古い窯場であり、釉薬を使わずに酸化焔焼成によって堅く締められた赤みの強い味わいや、窯変によってできた一つとして同じ模様にはならないのが特徴です。
今回のお品物は、作品自体の出来も良く、共箱もしっかりと残っていたため上記の評価額となりました。共箱がない場合や状態によっては評価額が変動致しますのでご了承下さいませ。