皆様こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
今回ご紹介させていただくお品物は、宮崎次郎作 『ダゲールのブーケ』になります。
宮崎次郎は1961年、埼玉県浦和市に生まれました。
1996年~97年には文芸誌「新潮」の目次挿絵を担当し、日本全国で個展を開催しています。
2004年には初の画集となる「宮崎次郎画集 サォダード」を出版しました。
サウダードとはポルトガル語で郷愁、憧憬などの意味合いを持つ単語で、日本語には適訳が存在しません。
1993年頃より「リリシズムの画家展」にも出品していますが、この「リリシズム」も叙述詩的な趣や味わいを指す言葉で、サウダードと併せて宮崎次郎の絵を描く上での大きなテーマとなっています。
今回の作品である『ダゲールのブーケ』は、氏としては珍しい静物画です。
ダゲールとは、パリ東部に位置するモンパルナス地区にある通りのことを指します。パリを頻繁に訪れる氏が特に気に入っている通りで、同一タイトルで作品を複数制作しています。
今回の作品は保存状態が良く、ヒビ等少なかったためためこちらの評価額となりました。作品の状態によっては評価額が変動する場合もございますのでご了承ください。
緑和堂では、宮崎次郎の作品を集めております。
絵画以外にも骨董品・貴金属等もお取り扱いしていますので、お気軽にお問い合わせください。