小林東五 作 『粉引　湯呑』

皆様、こんにちは！緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からお譲りいただきましたお品物はこちらです

 小林東五 作 『粉引　湯呑』でございます。

まずは小林東五氏についてご紹介させて頂きます。小林東五は京都で生まれました。父は小林全鼎といって絵画や書画などを描いている著名な作家でした。年を重ねた小林氏は父全鼎氏に書画や印鑑作りなどを教わっていきます、そして同時期に陶芸の制作も始めました。その後陶磁器を学ぶために韓国へ渡り、自己研鑽を積み重ねてきました。韓国で学んできた陶磁器の知識を活かし、対馬（現在の長崎県）で對州窯を復興させました。

今回の作品は柔らかく淡い色合いのもので手に取ると思わずほっこりと温かい気持ちにさせてくれます。使われている技法は「粉引」（こひき）という技法です。これは粘土に白化粧という白い泥をかけその上から釉薬をかけて焼くという三層構造の作りになっており、その白化粧が粉引のもつ柔らかい印象を作っています。小林東五氏と湯呑の需要があまり高くない為上記の評価額となっています。

緑和堂では、小林東五をはじめ、陶磁器作品を集めております！
また、陶磁器作品以外のお品物もお取り扱いしておりますので、弊社緑和堂までお気軽にお問合せくださいませ。