皆さんこんにちは、緑和堂京都本店です。
今回ご紹介するのは『Nikon ニコン F 初代 フォトミック』です。
Nikon Fは1959年に発売されたニコン初の一眼レフで、それまで発売されていた小型カメラはレンジファインダーといわれる種類の物でした。
一眼レフの”レフ”とは鏡のことで、レンズの後ろに鏡が斜めに配置されており、レンズを通った像がその鏡に反射し、ボディ上部に内蔵されたプリズムでさらに反射し後面のファインダーと呼ばれる窓から覗けるような仕組みになっている物を指します。一眼レフ自体は日本では1952年にペンタックスが発売したものが初めてとなりますが、精度や高い技術力で評価の高かったニコンが発売したことで瞬く間に人気のカメラの構造となりました。
また、Nikon Fはニコン独自のレンズ規格「Fマウント」を初めて採用されたモデルで”不変のFマウント”とも呼ばれる現在でも発売されている不朽のラインナップの始まりでもあるカメラとなります。
また、ファインダーは取り外しができ、いくつかの種類の物でカスタマイズすることができます。
今回のお品は「フォトミック」という大き目のファインダーが装着されており、市場では比較的多く見る物となっています。ボディ自体も製造数は多く、比較的入手のしやすいモデルとなっております。
状態としてはシャッターも問題なく切る事が出来、レンズもこの年代のレンズとしては比較的人気の高い物が装着されていた為上記の評価となっております。
今回のお品は動作が問題なく行えるものでしたが、緑和堂ではジャンクのカメラなども扱っておりますので、古いカメラをお持ちの方は一度緑和堂までご相談ください。