皆さま、こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
2019年、日本の紙幣デザインの一新が発表されたことは、皆さま記憶に新しいのではないでしょうか。地元が渋沢栄一の生家に近いので私もとても驚きました。馴染みの深い方が新紙幣として発行されるのは個人的にとても嬉しい事なので、2024年の発行が待ち遠しいですね。
さて、今回は紙幣繋がりということで、日本で初めて肖像画を採用した紙幣をご紹介させていただきます。「神功皇后札」と呼ばれるこの紙幣は、偽造のしやすかったそれ以前の紙幣と交換する為、1881年に発行されたものです。今回ご紹介する1円札の他に、5円、10円が用意された他、肖像画無しの50銭・20銭も発行されています。
原案のデザインはイタリア人のお雇い外国人エドアルド・キオソーネです。その影響か想像で描かれた神功皇后の顔は外国人のように見えます。
1899年には紙幣として廃止され、年代が古く流通期間も長くないことから、収集家の間では人気の高いものとなっています。
その為、今回の1円札は上記のような、1円と比べれば破格の金額となりました。
古い箪笥の奥から出てきた紙幣・古銭に思わぬ価値がつくこともありますので、是非、弊社緑和堂にお気軽にご相談くださいませ。