隠元 隆琦は、中国福建省生まれの禅僧です。
臨済宗や曹洞宗と並ぶ、日本の三大禅宗のひとつである「黄檗宗」の開祖として知られています。
1592年に福建省で生まれた隠元は、28歳で出家。35歳で悟りを開きました。
長崎の唐人社会から来日してほしいという強い要望があり、四度目でこれを受け、63歳で弟子20人と共に来日しました。その後、宇治に新たな寺を創建し、名前を中国の自坊と同じ「黄檗山萬福寺」としました。
また、隠元は煎茶・隠元豆・孟宗竹(たけのこ)・木魚などを日本へ持ち込んだ事でも知られています。
隠元は、掛軸や語録、書物など多くの作品を残しました。
弟子である木庵性瑫・即非如一とともに「黄檗の三筆」と称されるほど、書の腕前は見事だったといいます。
黄檗宗の僧に対する規則を定めるなど、停滞していた日本の禅宗の発展に貢献しました。
禅の教えや隠元が持ち込んだ文物は、日本の歴史や文化の発展に大きく影響を与えています。
代表作には『隠元禅師語録』『普照国師語録』などがあります。






