皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回、お客様からお譲りいただいた商品はこちらです!
九代西村彦兵衛(象彦)作 即中斎書付「黒糸目独楽つなぎ食篭」でございます。
西村彦兵衛(象彦)は江戸時代から300年以上続く漆器職人の名跡です。
現在は十四代目まで継がれており、京漆器の伝統・文化を国内や海外に幅広く広めております。
中でも九代目は、皇居新宮殿の玉座の塗加工のご奉仕や伊勢神宮第62回式年遷宮における御神宝調製にも携わっており、その技術の高さと信頼性は多くの方から認められるほどです。
九代目の人気のある作品は、錫や白蝶貝をふんだんに使ったダイナミックな印象の「鶴蒔絵三十箱」です。
現在でも人気はありますが、象彦ブランドの向上によってさらに人気が高くなる可能性があります。
今回のお品物は、蒔絵などの柄のない食篭になります。
茶道具の一つとして普段使われる物であり、評価は低くなってしまう場合が多いです。
しかし今回は、茶道・表千家の家元、十三代目即中斎の書がついているお品物になります。
即中斎の書がついていると、家元が認めた茶道具であるという証にもなり、評価が格段に上がります。
その為、こちらのお品物は即中斎の書が付いているのを加味し、上記の評価とさせていただきました。