皆様こんにちは、緑和堂京都本店です。本日ご紹介するお品物は、二代 徳田八十吉 作 『九谷焼 香炉』になります。
徳田八十吉は九谷焼の陶工として有名です。二代徳田八十吉の初期の号は魁星。彼は1923年、初代徳田八十吉の養子となり教えを受けました。その後1956年に二代徳田八十吉を襲名しました。
九谷焼は江戸時代前期に誕生した日本の伝統工芸品です。古くから多くの人々から人気があります。主に石川県加賀市の周辺で生産されています。九谷焼は色鮮やかな色彩が特徴的で見る人を魅了します。1655年から1695年頃までに焼かれた物を「古九谷」と呼ばれています。その後しばらく古九谷焼は廃窯となり、1807年に加賀藩が京都から青木木米を招き金沢で春日山窯を開き誕生したのが「再興九谷」と呼ばれるものです。明治以降は海外との交流も増え、貿易で他国へ輸出されるようになりました。九谷焼の色鮮やかさは、海外の人々にも高く評価されて人気になりました。
今回のお品物は共箱であったことと、綺麗な状態であったことから上記の評価となりました。