皆様こんにちは。緑和堂大阪店でございます!
今回ご紹介するのは、薩摩びーどろ工芸の薩摩切子作品『二重被せ 黒/金赤 桜島盃』です。
薩摩びーどろ工芸は、鹿児島県に本社を置く、薩摩切子作品を強みとしたガラス細工工房です。
薩摩切子とは、江戸末期に薩摩藩で造られた切子ガラスです。無色のガラス(クリアガラス)の上に色つきのガラスを被せ、それを磨き上げて作られます。色つきのガラスの色彩が淡いためにできる、クリアガラスとの間のグラデーションが薩摩切子の特徴です。
本作品は、色ガラスを二重に被せた「二重被せ」とされる技法が使われております。優しく映る金赤のガラスに、濃色である黒が被さり、妖艶な鋭さを感じさせる盃です。
今回は共箱が付随しており、傷や欠け等も無く状態が良かったため、こちらの評価とさせていただきました。
薩摩切子に限らず、緑和堂では切子細工作品を取り扱っております。お手元に手放し予定の作品がございましたら、是非一度お問い合わせください。