皆様、こんにちは!緑和堂京都本店でございます。
今回ご紹介するのは、純銀製 白鳥 水滴です。
まず書道具の一つである水滴についてですが、使い方は中に水を入れ上面や側面についた小さな穴から水を垂らし、硯に水を注ぐために使います。
多くの水滴は陶器で出来ており、形も様々で大きさも手のひらサイズのものがほとんどです。
今回の純銀製 白鳥 水滴も一見置物の様にみえますが、底に丸い切れ込みがあり、横の摘みでスライドさせて水を入れることが出来ます。注ぎ口も首の下あたりに小さな穴があけられており、水滴の機能を持っている事がわかります。
外観としては、銀製品でありながら羽根の一枚一枚まで非常に細密に装飾が施されており、造りの良さが伝わってきます。
また、水滴という水を注ぐ為のものを、優雅に泳ぐ白鳥にしたところも非常にマッチしており、何よりオシャレですね(因みに担当者は「鶴」と言っていたのでしっかり訂正しておきました)。
こちらのお品物は、箱も揃っており、状態も良いことから今回の評価を付けさせて頂いております。
緑和堂では水滴以外にも、墨や筆、硯といった書道具全般も取り扱っておりますので、コレクションや遺品の整理の際はお気軽にお声掛け下さい。