皆様こんにちは。緑和堂大阪支店でございます。
今回ご紹介しますお品物はこちら。小向貢嗣 作『花梨と葡萄』でございます。
小向貢嗣は青森県出身の画家です。
人物画と静物画を得意とした作家であり、特に人物画では老人を描いたものが多くあり、その写実的な画風が高い人気を誇っています。
静物画においては果物を得意とし、その中でも葡萄や花梨は良くモチーフとして用いています。
本作『花梨と葡萄』は、机の上に置かれた花梨と葡萄の果実を写実的に描いたものです。無造作な演出ながら三角形のバランスになっている構図、花梨と葡萄のどちらが主軸ともとれない配置関係が、芸術性もとい美しさを感じさせます。
深緑の背景色は小向貢嗣のよく用いる配色であり、妖しげでありながらそこに在るモチーフの生命力を感じさせるような雰囲気を作りあげています。
緑和堂では絵画作品を多く取り扱っております。リトグラフ・版画作品も歓迎しております。手放しを考えておられる絵画がご自宅にございましたら、査定からでも是非一度お問い合わせくださいませ。