皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回、お客様からお譲り頂いたお品物はこちらです!
遠藤昭吾 作 『柿の木のある家』でございます。
遠藤昭吾は1927年東京都で生まれ、16歳の時に川端画学校、阿佐ヶ谷洋画研究所で絵画を学び、同年には光風会の展示会に作品を出品しています。
目の前にある対象をそのまま描くリアリズム手法が特徴的な作家で、まるで写真のような緻密で繊細な絵がとても綺麗です。
風景画を描くことが多いのですが、木々の一本や葉の一枚まで細かく描いてあります。動物を描くときは躍動感にあふれ、また果物であればみずみずしくとても美味しそうに描かれています。
さて今回の作品はタイトルの通り、柿の木が庭にあるお家を描いています。昔ながらのかやぶき屋根でできた家の庭にある柿の木には実がたくさんなっています。現代では珍しくなってしまった風景ですが、この絵の中にはそれが再現されています。古き良き時代の日本の風景に思いを馳せることができる一枚となっております。
今回は人気の風景画ではあるものの絵のサイズがそれほど大きくないということと、額に傷があり額裏の劣化もある為今回の評価額となりました。状態やサイズによっては評価額が変動致しますのでご了承ください。