エミール・ガレ 作 『花瓶　小』

皆様こんにちは緑和堂東京支店でございます。

本日お客様よりお譲りいただいた品物はこちらになります。

エミール・ガレ作「花瓶　小」です。

エミール・ガレはフランスを代表するガラス工芸家です。父親が経営するガラス工場を継ぎ作品を作っていく中で様々な技法を産み出してきました。よく用いられるものとしてはエッチング加工というものがあります。これは表面を調合した液で覆うことで腐食させて模様をつける技法であり、どのぐらい腐食させるかによって色等が変わってくるものになります。

またガレが特許を取得した技法が二つありましてそれが「マルケトリ」と「パチネ」という技法になります。パチネは浸透効果を持つ薬品を素材につけることで金属のような錆やくもりを発生させる技法です。マルケトリは色ガラスでモチーフを作っておき、それを素地にはめ込むことで独特の出来栄えになる技法です。

エミールガレは日本風のテイストを取り入れているために日本でも人気が高いです。様々な所で展示会が行われていたり、作品が展示してありますので気になった方はぜひ調べて見に行ってみてください。

今回はサイズが控えめなものだったのでこの評価額となりました。作品の状態やサイズによっては評価額は変わることがございますのでご了承ください。