皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からお譲りいただきましたお品物はこちらです
濱田庄司 作 『掛合釉花瓶』でございます。
掛合釉(かけあわせゆう)とは濱田庄司氏が好んで使っていた技法で、違う釉薬を同じ陶器にかけ合わせる事で重なった部分の変化や左右あるいは上下で違う釉薬のギャップを楽しめる作品を作る事ができる技法となっています。この掛合と似た技法で掛分(かけわけ)という技法もあります。こちらはかける釉薬を重なることなくかけることで上下あるいは左右にきっちりと分かれる仕上がりになります。こちらも濱田庄司氏が好んで使っていた技法になります。どちらもその技法ごとに良い面がありますので調べてみて比べてみると面白いかもしれません。
今回の作品はピッチャ-のような花瓶になっていますが、このような従来の花瓶のようなものではない物を製作する濱田庄司氏は固定観念にとらわれない柔軟な思想の持主であると改めて感じる作品になっています。花瓶の需要がそこまで高くないですが濱田庄司氏の作品であることも考慮し上記の評価額となっています。
緑和堂では、濱田庄司をはじめ、陶磁器作品を集めております!
また、陶磁器作品以外のお品物もお取り扱いしておりますので、弊社緑和堂までお気軽にお問合せくださいませ。