皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からお譲りいただきましたお品物はこちらです!
十二代田原陶兵衛 作『萩湯呑』でございます。
田原陶兵衛は萩焼の陶芸家です。
1925年山口県に生まれ、19歳の時に召集を受けて満州へ渡りました。
翌年シベリアに抑留されるも1948年に復員し、長兄である十一代田原陶兵衛に師事しました。その後十一代田原陶兵衛の急逝により、十二代陶兵衛を襲名しました。
もともと田原家は、初代赤川助左衛門が深川三之瀬の地に移り窯を築きました。田原陶兵衛は田原家当主が代々襲名しており、現在は十二代田原陶兵衛の長男である十三代田原陶兵衛が襲名しています。
十二代田原陶兵衛は、江戸期の釉薬を再現するため研究を重ねました。古萩の技法の再現と「陶兵衛粉引」と呼ばれる化粧がけが特徴です。1981年には山口県指定無形文化財萩焼保持者として認定されました。
今回のお品物は、萩焼らしいあたたかみのある風合いを持つ湯呑みであり、湯呑の裏には陶印がありました。お品物の状態も良く共箱もついていたため上記の評価額となりました。
緑和堂では茶道具や骨董品に加え、絵画や彫刻などの美術品を幅広く取り扱っております。気になる作品などお持ちでしたらいつでもご相談ください。
お客様のご連絡を心よりお待ちしております。