皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からご依頼いただいたお品物はこちらです!
石井康治 作 『ガラス 工芸品』でございます。
石井さんは1946年に千葉県にて誕生しました。東京芸術大学工芸科を卒業後、東洋ガラス株式会社に就職して製品デザインを担当する一方、自身でもガラス作品の制作を始め、1977年に退社して創作活動に専念します。
1991年には豊かな自然あふれる青森の美しさに魅了され、念願のアトリエを三内丸山に構えることができ、意欲的に創作活動に臨まれていました。
石井さんの作品は、まるで手で描かれたかのような緻密な文様が特徴的です。「彩烈文」(さいれつもん)、「汎状文」(はんじょうもん)、「環象文」(かんしょうもん)、「彩花文」(さいかもん)、「彩硝文」(さいしょうもん)などの文様を独自に編み出し、それらで制作された大き目の壺などは中古相場でも50万円ほどもする人気作品となっています。
今作は涼しげな水色に流れるような文様が特徴の小鉢になります。作品としては小ぶりで、普段使いに最適な作品になっています。小ぶりの作品だったこと、共箱がなかったことを考慮し、今回は上記の評価額となりました。
緑和堂では石井康治さんをはじめ、藤田喬平さんなどのガラス工芸家の作品も多く取り扱っております。気になるものがございましたら、お気軽に弊社緑和堂までお問い合わせください。