皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からお譲りいただきましたお品物はこちらです!
渡辺正雄 『無心』でございます。
渡辺正雄は1917年、福島県船引町に生まれました。
宮城県白石矩福岡八宮弥治郎地区を産地とする「弥治郎こけし」の佐藤辰雄に師事し、木地の技術を学びんだこけし職人です。
「弥治郎こけし」の一番の特徴は、華やかな衣装を身に着けている点です。蝶や花など女性らしいモチーフの絵柄やカラフルな彩色が施され、頭頂部にはろくろ線によるベレー帽のような模様が描かれます。
こけしには4種類あり、大きく分類すると「伝統こけし」「新型こけし」「創作こけし」「木地玩具」に分けられ、そのうち伝統こけしは、産地や工人ごとに特徴がありさらに10~12種類に細分化されます。
「弥治郎こけし」は伝統こけしに属しますが、渡辺正雄は創作こけしや新型こけしも多く制作しました。
その後、1963年に全国こけし人形コンクールで内閣総理大臣賞を受賞し、1971年には全日本こけしコンクール内閣総理大臣賞を受賞しました。
今回の作品は、シミなどは見られないものの一部キズが見受けられたため、こちらの評価額とさせていただきました。作品の状態によっては評価額が変動する場合もございますのでご了承ください。
緑和堂では渡辺正雄をはじめ、民芸品のお取り扱いを強化しております。気になる作品などお持ちでしたらいつでもご相談ください。
お客様のご連絡を心よりお待ちしております。